お客様からのパンフレットとリーフレットの違いやカタログとの違いについて
ご質問頂くことが多いのでまとめることにしました。
パンフレットとリーフレットの違いは印刷仕様上の違い
UNESCOによるとパンフレットとは「表紙を除いて5ページから48ページまでのもの」と定義できるそうです。もう少し分かりやすく書くと装丁されたりハードカバーがつけられていない冊子こと(wikipediaより)を指します。
これに対してリーフレットは宣伝・広告・案内・説明などのために、1枚の紙に刷られた印刷物のことを指します。(wikipediaより)
実際に制作している経験を交えて補足しますとリーフレットはA4サイズ1枚の紙を3つ折りして仕上げることが多いです。一般的は持ち運びしやすい様にA4の1/3サイズぐらいにします。
UNESCOの定義に従えばパンフレットと言えるのはA4・6P以上の仕様のもののことになります。つまりA4・4Pの仕様はパンフレットではなくどちらかというとリーフレットというべきものになりますが上記の様にリーフレットというのはA4の1/3サイズ等小さいサイズのものが多く今日の日本ではA4・4Pのものもパンフレットとして扱うことが多いです。
そのためパンフレット制作.jpではA4・4Pの仕様もパンフレットして扱っています。
持ち帰ってもらうことを前提にしているのであればリーフレットの方が小さいので向いています。どこかにおいて持ち帰ってもらう場合などはリーフレットで制作されることが多いです。但し掲載できる文章量はそれほど多くないので留意しておく必要があります。
本格的に内容を掲載したい場合は圧倒的にパンフレットが有利です。4Pが最低ですが6Pや8Pのものであれば紙面にも余裕があるのでデザインの自由度の高いパンフレットの作成に向きます。
パンフレットとカタログの違いは用途の違い
ではパンフレットとカタログの違いですがこれについて利用目的(=掲載内容)の違いです。
wikipediaによるとカタログとは「商品や展示物などの品目を整理して書き並べたもので、目録や説明書、案内書をいう。漢字で型録と当てる場合もある。」とあります。
ざっくり分かりやすく言ってしまうと商品の説明をしているパンフレットをカタログと呼ぶということです。
リーフレットと違い、印刷の仕様上の違いはないので掲載内容(利用目的)で言い換えているだけなのですね。
これは制作現場での感覚からも一致しています。
但し制作現場での経験からすると4Pや6Pのものを商品パンフレット、8P以上の冊子タイプのものをカタログと慣用的に使っていることが多いです。
いずれにしてもお問合せ頂く際は商品パンフレットでもカタログでもどちらでもお問合せ頂いても構いません。重要なのはページ数や印刷部数といった仕様の方です。
向き不向きというのは掲載内容の違いなのであまりありませんが4P〜6Pのものはどちらかというと単一の商品またはシリーズのみ扱うことが多いです。総合カタログがすでにある場合などはこのような商品パンフレットが向いていると言えるでしょう。
8P以上の冊子の場合は総合カタログとして制作することが多く、製品ライナップを全て網羅するのに向いているといえなくはありません。
もちろんこれらについてはあくまで一つの例ですので必ずしも正解ということはありません。6Pであっても受注生産の製品などは総合カタログとして制作されることもあります。
パンフレットとリーフレット、パンフレットとカタログの違いについてまとめました。慣用的に使い分けられている事も多いのでこの様な大雑把な違いを覚えておけば問題ないと思います。