続・バリアブル印刷の今
最終更新日2023年5月15日
(2021年5月25日現在)今日は月に一回の全社ミーティングでしたがその後先日のバリアブル印刷の件について業者の方からお話をお伺いすることができました。(前回の記事についてはこちら)
結論からいうと目玉はバリアブル印刷だけではありませんでした。
私が持っている知識が10年ぐらい前から止まっていたことを思い知らされました。
ポイントは表現できる色域の広さです。
通常のオフセット印刷(CMYK)による色の表現では緑をはじめ、鮮やかな色を表現することが難しかったのですが今回の印刷機ではそれが可能です。(CMYKでは緑系の色で表現できない領域が多いのです。)
結果として鮮やかさは正直感動すらおぼえるレベルで事前に予想していた他の大判出力用のインクジェットプリンターのレベルを遥かに超えていました(これはこれでかなりキレイな印刷ができるのですが・・・)。
サンプルを見たデザイナーたちも驚いていました。
秘密はRGBをそのまま表現できるからです。
さらにCMYKと組み合わせての出力も可能だそうです。
これまでのDTPの常識からするとありえないものですがこんなことも可能になっているのですね。
そしてバリアブル印刷の件ですがこれは通常のオフセット印刷と違い版が無い今回の印刷機の特性を生かしたものになります。
今回の業者さんがもっている印刷機は平たくいうとインクジェットプリンターを大きくしたものです。
ただこの印刷機はオフセット印刷機で世界的に有名なメーカーが作っており、印刷枚数も1時間に2,500枚とオフセット印刷機の1/4の以下ですがインクジェット式としては驚異的な早さです。
版がないのにこのスピードが実現できるのはすごいです。
そして版がないということは一枚一枚違う絵柄を印刷できるということです。
つまりバリアブル印刷といってはいますが一枚一枚違う絵柄を印刷することでバリアブル印刷を実現しているというわけです。
通常の印刷では絵柄を変えるとその分コストが掛かってしまいますがこの機械の特性上そうはなりません。
複数の絵柄を小ロットで印刷する場合は通常よりもかなりコストを抑えることができます。
可能性のある機械ですが若干の制約があります。
それは機械の特性上使用できる紙に制限があるということです。
ただ一般的なコート紙は使えるのでそれがデメリットになることは少ないと思います。
(本来のバリアブル印刷は数字や文字など一部を変えて印刷するというイメージでした。)
活用事例としては主にポスターですが他にも小ロットのショッピンバック(紙袋)や什器の実績があるそうです。
私どものお客様にはポスターが一番相性がいいかと思います。
(ご相談いただければ他の活用方法もあるかもしれません。)
色鮮やかなポスターをつくりたい、一枚一枚絵柄少しずつことなるポスターをつくりたいということでしたら今回の印刷機の特性を活かすことができます。
かなり鮮やかな印刷ができますのでそれだけで目を引くポスターにできると思います。
私どもとしても色域の広い印刷機に合わせたデザインやバリアブル印刷が可能なことを考慮してデザインに応用することができますのでぜひご相談ください。
お問合せお待ちしております。
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