金色は要注意

最終更新日2024年5月27日

 

(2021年9月27日現在)現在制作中のあるパンフレットですが修正のやりとりの中でお客様からここを金色にしてくださいというご指示をいただきました。

お客様としては何気ないご指示だったと思います。

 

しかしこの金色が曲者です。

金色というのは通常の印刷(4色の掛け合わせよる発色方法)では再現が難しい色なのです。

通常の印刷で金色を再現仕様とすると良くて金色っぽい色(どちらかというと黄色)、悪くて黄土色になってしまいます。

 

しかも今回ご指示をいただいたのが文字の部分で非常に面積の小さな箇所です。

ただでさえ発色が難しい色で更に面積の小さいところは色の掛け合わせが難しくなります。

 

一般のお客様がご存知ないのは無理もありません。

(ましてデータ上は作れてしまうこと、出力上はそれっぽい色が出てしまうので経験の浅いデザイナーでも気づかないことがあるくらいです。)

そこで上記の印刷上の特性をご案内した上でご検討いただくことにしました。

予想できるリスクは予めご案内しておくのも私どもの仕事です。

 

この様に印刷には他にも思わぬ落とし穴があります。

そういったリスクに予め対処できるのは豊富な印刷の知識と経験がないと出来ません。

 

私どもではデザインだけでなく印刷についても経験豊富なスタッフが対応しています。

印刷についてもお気軽にご相談ください。

 

 

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