マットコート?上質紙?パンフレットの印象を劇的に変える「紙選び」の基礎知識

最終更新日2025年12月4日

 

こんにちは!パンフレット制作.jpです。

パンフレットを作るとき、皆様が一番時間をかけるのは「デザイン」や「写真」「キャッチコピー」だと思います。

しかし、いざ入稿という段階になって、印刷会社からこう聞かれて戸惑ったことはありませんか?

 

「用紙はどうしますか?コートですか?マットコートですか?厚さは?」

 

実は、パンフレットの仕上がりの印象を最後に決定づけるのは「紙」です。

 

どれだけ高級感のあるデザインを作っても、ペラペラの薄い紙や、テカテカしすぎる紙を選んでしまうと、ブランドイメージを損なってしまうことさえあります。

今回は、知っておくと役立つ「紙選び」の基礎知識について、代表的な3つの種類を中心にご紹介します。

 

1. 写真が鮮やか!定番の「コート紙」

 

表面に塗料を塗って加工した、光沢(ツヤ)のある紙です。

チラシやファッション誌のグラビアページなどでよく使われています。

 

  • 特徴: ツルツルしていて、インクの発色が非常に良い。

  • 印象: 「元気」「鮮やか」「安さ・お得感」。

  • おすすめの用途: 飲食店メニュー、スーパーのチラシ、写真をメインに見せたいイベント告知など。

 

2. 品格と読みやすさの「マットコート紙」

 

コート紙の光沢を抑え、しっとりとした質感にした紙です。 パンフレット制作.jpにご依頼いただく案件の中で、最も多く選ばれているのがこの紙です。

 

  • 特徴: 光の反射が少ないため文字が読みやすく、写真も落ち着いた色合いで綺麗に印刷されます。指紋が目立ちにくいのもメリットです。

  • 印象: 「上品」「落ち着き」「信頼感」「高級感」。

  • おすすめの用途: 会社案内、採用パンフレット、病院・介護施設の案内、商品カタログなど。

 

3. 自然な風合いの「上質紙」

 

コピー用紙やノートのように、表面に塗工をしていない紙です。

パルプ本来のザラッとした手触りがあります。

 

  • 特徴: インクが紙に沈むため、発色は少し沈んだ(くすんだ)色味になりますが、それが独特の味わいになります。鉛筆やボールペンで書き込みがしやすいのも特徴です。

  • 印象: 「ナチュラル」「素朴」「温かみ」「誠実」。

  • おすすめの用途: 学校案内、アンケート用紙、書き込み欄のある申込書付きパンフレット、オーガニック製品の紹介など。

 

「厚さ」も信頼感につながる

紙の種類だけでなく、「厚さ」も重要です。

印刷業界では「90kg」「110kg」「135kg」といった重さの単位で厚みを表します(数字が大きいほど厚くなります)。

 

一般的な折り込みチラシは「53kg〜73kg」と薄めですが、しっかりとした会社案内を作るなら「110kg」以上、より高級感を出したいなら「135kg」をおすすめしています。

手に取った瞬間の「しっかりとした厚み」は、そのまま「企業の安定感」として相手に伝わります。

 

まとめ

  • 写真をパッと見せたいなら「コート紙」

  • 信頼感と読みやすさなら「マットコート紙」

  • 温かみや書き込み重視なら「上質紙」

 

基本はこの3つを押さえておけば間違いありません。

ただ、言葉での説明と、実際に触った感触は違うものです。

 

「自分の会社にはどの紙が合うんだろう?」 と迷われた際は、ぜひお気軽にご相談ください。

制作実績のサンプルなどを参考に、御社のブランドイメージに最適な「紙」をご提案させていただきます。

 

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