2026年のパンフレットデザイン・トレンド予測。「ミニマリズム」と「温かみ」の融合

最終更新日2025年12月5日

 

こんにちは!パンフレット制作.jpです。

12月に入り、2025年も残すところあとわずか。

 

少し気が早いかもしれませんが、今回は来たる「2026年」に向けたデザインのトレンド予測についてお話しします。

パンフレットや会社案内などの紙媒体におけるデザインは、ファッションほど目まぐるしく変わるわけではありません。

 

しかし、数年単位で「時代の空気感」を反映して変化しています。

数年前のデザインを「なんだか少し古いな」と感じるのは、このトレンドの変化によるものです。

 

私たちが多くの制作現場で感じている、2026年のキーワード。

それは「ミニマリズム」と「温かみ」の融合、いわゆる「ウォーム・ミニマリズム」です。

 

これまでのミニマリズムとの違い

 

これまでのビジネスシーンで好まれていたミニマリズムは、「無駄を削ぎ落とした、シャープでクールなデザイン」でした。

色は真っ白(ホワイト)と黒、直線的なグリッドレイアウト、無機質なサンセリフ体(ゴシック体)。

 

これらは「先進性」や「IT感」を演出するのに最適でした。

しかし、DX(デジタルトランスフォーメーション)が浸透しきった今、人々はデジタルな冷たさに少し疲れを感じ始めています。

 

そこで台頭してきているのが、シンプルさは維持しつつ、人間味や自然を感じさせる「温かみ」をプラスしたデザインです。

 

2026年流「ウォーム・ミニマリズム」3つの特徴

では、具体的にどのようなデザインがトレンドになるのでしょうか。

 

1. 真っ白ではない「ニュアンスカラー」の背景

これまで背景といえば「純白(ホワイト)」が定石でしたが、目に優しく温かみのある「オフホワイト」「ベージュ」「グレージュ」といった、ごく薄いアースカラーやニュアンスカラーを敷くデザインが増えています。

これにより、信頼感を保ちつつ、見る人の緊張を解くような「親しみやすさ」が生まれます。

 

2. 直線から「有機的な曲線(オーガニックシェイプ)」へ

写真の切り抜きや背景のあしらいにおいて、幾何学的な四角や正円ではなく、手書きのような緩やかなカーブや、自然界にあるような不揃いな形(有機的なフォルム)を取り入れる手法です。 カチッとした会社案内の中に、こうした柔らかいラインが少し入るだけで、企業の「柔軟性」や「人間らしさ」を表現できます。

 

3. 余白を活かした「セリフ体(明朝体)」の復権

視認性の高いゴシック体は依然として主流ですが、見出しやキャッチコピーに、あえて洗練された「セリフ体(明朝体)」を使うケースが増えています。

従来の堅苦しい明朝体ではなく、モダンで繊細なラインの書体を選び、たっぷりと余白を取って配置することで、物語性を感じさせる上品な仕上がりになります。

 

なぜ今、「温かみ」なのか?

 

AIや自動化が進む時代だからこそ、ビジネスの現場では逆説的に「人とのつながり」や「体温のあるコミュニケーション」が重視され始めています。

「最先端の技術を持っているけれど、ちゃんと人の温かさがある会社」

そんな企業像を伝えるために、2026年のパンフレットデザインは、シンプルさの中に「手触り感」や「温もり」を残す方向へと進化していくでしょう。

 

まとめ

 

トレンドを追うことが全てではありませんが、デザインをアップデートすることは、「時代に合わせて変化できる企業である」というメッセージになります。

「今の会社案内、ちょっと冷たい印象かも?」 「来年はもっと親しみやすい採用パンフレットにしたい」

そのようにお考えの方は、ぜひ「ウォーム・ミニマリズム」の要素を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

パンフレット制作.jpが、御社に最適な「新しいシンプル」をご提案いたします。

 

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