色校正の使い方
最終更新日2024年2月27日
(2020年10月30日現在)10月も今日で最終営業日です。
今年もあと2ヶ月ほどですね。
今日は一段と寒く、そろそろ冬が近づいていることに気付かされるような日でした。
さて今日は久しぶりに色校正をご希望されるお客様がいらっしゃったので色校正の使い方についてちょっとご紹介したいと思います。
そもそもですが色校正というのは本番の印刷の前に行う試し刷り(印刷)と思ってもらえればわかりやすいと思います。
本番と同じ紙に本番と同じインクを使って、試し刷りを行い、仕上がりを確認します。
厳密なことを言えば本番と全く同じにはならないのですがインクジェット式のカラープルーフなどと比べて紙とインクは同じですので最も本番に仕上がりが近いものになります。
そのため色や仕上がりをより厳密に確認したいという場合に用いられます。
ただし時間やコストはそれなりに掛かるので最近は実施することが少なくなってきました。
それでも食品関係のお客様など色味を厳密に確認したいというお客様は実施されます。
では色校正の使い方ですがコストも掛かるものですので何回もとることはありません。
(色校正の場合も一回ごとに費用が発生します。)
普通は1回のみです。
ですからパンフレットのデザインが完成して最終段階で色校正を行います。
つまり最終確認として行って、どうしてもということがなければそのまま本番の印刷に入ります。
校正ではありますが本番前の最後のリハーサルという気持ちで行う必要があるので色校正の前までにきちんと内容を詰めていく必要があります。
気持ちの上では本番という方がふさわしいかと思います。
高い費用を払って本場前の最終確認だけかと思われるかもしれませんが色校正のメリットは本番前の精度の高い見本だけではありません。
本番印刷の際に仕上がりの道標になるので印刷するときに印刷の調整がしやすいという面もあります。
意外かもしれませんが印刷機は一発できちんとしたものが出てくるわけではなく印刷しながら調整をしていくことできちんとした仕上がりになる機械なのです。
今はインクの濃度などを機械で測って適正値に調整するようになっていますがそれでも最終的には人の目で判断して最終確認します。
ですから機械で濃度を測るにしても人の目で判断するにしても見本があると調整しやすくなります。
色校正はむやみにやる必要はありませんが上記のような色校正の特性や使い所をおさえた上であれば実施する価値はあるかと思います。
もちろんご予算もあるかと思いますのでまずはご相談ください。
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