印刷用のPDFと通常のPDF

最終更新日2024年10月24日

 

データを納品したお客様よりPDFがニ種類入っているが違いは何かとご質問をいただきました。

普段からPDFを使用されることは多いと思いますが実はPDFは用途によって細かい設定が異なるのです。

 

特に印刷おいてはこの違いがとても重要です。

今回お客様に納品したのは印刷用のPDFと通常用(メールに添付したりwebで公開したりする)のニ種類のPDFです。

 

違いは何かというとまず見た目が違います。

印刷用のPDFにはトンボという仕上がりサイズや断ち落としといった印刷や製本時につかうガイドマークがついています。

 

通常用のPDFにはこれらがなく単純に仕上がりサイズ(例えばA4ならA4サイズ)で仕上がっています。

違いはこれだけではなく中身も異なります。

 

印刷用のPDFは印刷用のデータとして使えるようにデータの規格を満たすようになっています。

(例えば色をCMYK形式で保存するなど)

 

画像についても必要な解像度を満たすようになっていますので印刷した時に画像が荒くなるようなことはありません。

このデータの規格については「x1a」が最も有名ですが最近では「x4」も使われることが増えてきました。

 

このあたりは印刷会社の設備等によって対応状況が変わります。

一方で通常用のPDFはデータを軽くする様に作っていますので画像の解像度は落としています。

 

色もRGBというPCで扱うには一般的な形式になっています。

そのためデータ自体は比較的軽く、メールやwebサイトに掲載するのに適しています。

 

同じPDFでも用途によってこれだけ違いがあります。

当然ですが印刷用ではないPDFでは印刷(オフセット印刷)に使うことができません。

 

お客様の方で印刷を手配する時は印刷用のPDFを使うようにしてください。

 

 

データについてご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせお待ちしております。

 

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