印刷で再現が難しい色
最終更新日2022年2月7日
「印刷物の色の再現方法」で印刷機での色の再現方法をご紹介しましたが印刷には再現が難しい色があります。
最近私どもでデザインしているパンフレットにお客様のご希望で金色を使ったのでご紹介することにしました。
金色というのは印刷で再現が難しい色として有名です。
金色は通常のシアン、マゼンタ、イエロー、スミ(プロセスカラーといいます)の掛け合わせではなかなかきれいに再現できません。
これは印刷機の性質上仕方がなく、金色を印刷すると少しくすんだ色や黄土色になってしまうことが多いです。
ではこの様に4色の掛け合わせでは再現できない色はどのようにするかというと特色という再現できない色のインクを使って印刷します。
つまり通常の4色に1色加えて5色で印刷するわけです。
この特色を使えば金色以外に蛍光ピンク等の鮮やかな色も再現可能です。(特色での印刷の場合は別途お見積りさせて頂きます。)
さて今回なぜ金色を例にご紹介したかというと金色の再現にはもう一つ、金箔を使う方法があるからです。
業界では箔押しと呼ばれます。
実際のパンフレットの見本をお見せできればすぐお分かりいただけるのですがぐっと高級感が増す仕様です。
もちろんこちらについても別途お見積りになりますが金箔の場合は面積と箔押しする箇所で料金が変わります。
(社名やロゴが金箔になっているので見本の掲載許可をいただくことができないのです・・・。)
大体の場合社名やロゴの金箔にすることが多いので面積の見当や何箇所箔押しするのかは決められると思います。
その上でお見積りのご依頼を頂ければ正確なお見積をご案内できます。
箔押し場合、押し型を作ったりと工数が増えるため特色よりも高価な仕様になります。
見積もりを取らないで進めながら決めるという方法はコスト管理上危険ですので上記の様にお問合せいただくのが良いかと思います。
前述の「型」ですが一度型を作ってしまうと修正することができません。修正が必要な場合は新たに「型」を作り直さないといけません。
型のコストは高いので十分確認した上で方の製作に入る方が良いでしょう。
私どもでもたまにご依頼をいただく仕様です。
仕上がりはとても良いので予算を掛けてもよい仕上がりのパンフレットを作りたいということであればぜひお取り組みいただきたいと思います。
お問合せお待ちしております。
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