冊子タイプパンフレットの高級化

最終更新日2024年5月13日

 

直近でお客様から冊子タイプのパンフレットに高級感をもたせるにはどの様にすればいいかというご相談をいただきました。

 

冊子タイプのパンフレットというと8P以上のパンフレットが該当します。

この冊子タイプのパンフレットはそれ自体の見た目が良いものではあります。

さらに高級感をもたせるとなるとどの様な方法があるでしょうか。

 

まずパンフレットのデザインで表現できる高級感は表現しておくという前提で印刷の仕様による高級感という観点で考えてみます。

 

一番簡単なのは紙を厚くすることです。

私どもの標準の仕様では冊子タイプはマットまたはコート紙の110kgで設定しています。

これを1段厚い紙に変えます。

追加でかかるコストもそれほど大きくなく手軽にできる方法です。

 

さらにもう一歩踏み込んで表紙と本文の紙を厚さを違うものにする方法があります。

110kgの上は135kgですがこれより厚くしようとすると180kgという名刺やハガキで使うような厚さの紙があります。

さすがに全てこの厚さの紙でパンフレットを作ってしまうと厚すぎるので野暮ったく、かえって高級感がなくなります。

 

そこで表紙のみを180kgにし、本文を135kgまたは110kgにします。

こうすることでパンフレットが開きやすく、表紙がしっかりするので高級感も出すことができます。

コスト的には少々かさみますが見た目もいいのでやってみる価値は十分あります。

 

一般に高級感を出すデザインにしようとするとどうしても濃い色を使うことが多くなります。

特に表紙はそれが顕著になることが多く、そのようなデザインでは表紙に触れた際に指紋が目立ちやすくなります。

そこで表紙にPP加工というビニールを貼る加工を施すことで指紋を目立ちにくくすることができます。

 

PP加工の注意点としては貼るビニールと紙の収縮率の違いから紙が巻いてしまうことがあります。

先程の180kgの厚さの紙であれば紙の強度が高いのでそういうことはまずありません。

そのためセットで採用されることが多いです。

 

他にも紙自体を変えるという手もありますが長くなってしまうので今回は、比較的手軽に出来てコストも安く済む方法に絞ってご紹介しました。

 

これ以外に印刷の仕様に関するご相談も承れますのでお気軽にご相談ください。 

 

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