コンペの罠
最終更新日2019年10月17日
パンフレットや会社案内を制作する際にコンペ形式を取られる場合があると思います。
お客様の側に立ってみると様々なデザインの中から良いものを選べるので一見お客様にメリットがあるように見えますが実際は100%メリットになるケースは少ないかと思います。
その理由をご紹介します。
まずコンペ形式の場合、選ばれないと売上になりません。
この業界は私どもを含め、それほど大きな会社はありません。
どうしても人数が限られているので売上になるかどうか分からない仕事に時間をかけることができません。
これは私どもも商売としてやっている以上生き残っていくためには仕方がないです。
またコンペの場合、デザイン案の提出まで時間が限られていることも多く、制作内容についての細かいヒヤリングもできないことがほとんどです。
何もない状態で制作をすすめるしかありません。
するとどうしても過去のデザイン案の流用だったり、上辺だけの情報でデザインするしかなくなってしまいます。
こんな状態では本当にお客様にあったデザインを作ることなんてできません。
私どもが原則コンペをお受けしないのはこの様な中途半端な制作をしたくないのと私どもを信頼して正規のご発注を頂いたお客様を最優先するべきだと考えているからです。
以前から申し上げている通り良いデザインを作るにはお客様が何らかの形で制作にご参加頂き、お客様と一緒に制作していくことが必要です。
こう書くと制作会社選びってとても難しいと思われるか思います。
しかし業界の人間から見ても難しいものだと思いますので実際とても難しいのです。
判断を頂く基準はやはり過去の制作実績です。
実績を見て頂いて良いと思えるものがある制作会社であれば制作のパートナーとして選んでよいと思います。
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