パンフレットの紙の厚さの決め方

最終更新日2023年12月12日

 

パンフレットの制作というの基本的に注文生産ですので予算の話を除けば好きな様に制作することができます。

それはパンフレットのデザインだけでなく紙の種類や厚さのといった仕様の部分も同様です。

 

紙は種類を変えると見た目が変わるのでわかりやすいですが紙の厚さとなるとなかなかイメージし難いということもあってみなさん迷われることが多いです。

紙の厚さは極論をいえば好みではありますがそれでも適正と思われる厚さはあります。

 

パンフレットの制作に長年携わってきた私どもの経験を元にページ数と適切な紙の厚さをまとめました。

尚、紙の厚さは〇〇kgと重さで表すのが一般的です。

厚さを重さで表すせいで一般の方には余計に紙の厚さがイメージしづらくなっていると思います。

できるだけ具体例をいれることでイメージ付きやすいように配慮しました。

 

■4Pのパンフレット

一番人気のパンフレットです。

A3を二つ折りにするというシンプルな製本なためある程度コシのある紙が使い勝手が良いです。

それを考慮すると適正な紙厚は135kgです。

少し目立つ仕様にしたければ180kgもありです。

180kgという規格は名刺やハガキに使われる紙の厚さです。

 

 

 

■6Pのパンフレット

4Pよりも一つ折が多い三つ折りのパンフレットです。

3枚紙が重なるようになりますので135kgでなくても問題ありません。

適正な紙厚110kg、お好みで135kgといったところでしょうか。

 

 

 

■8Pのパンフレット

冊子タイプになるのはこの8Pからになります。

一般に8Pのパンフレットは中トジで製本するのが普通です。

適正な紙厚は110kgです。

16Pぐらいまでならお好みで135kgの紙もありだと思います。

 

 

ここまででご紹介した厚さの紙でパンフレットを制作すればまず間違いはありませんし、恐らく一般に流通しているパンフレットのほとんどが上記の紙の厚さの範囲で製作されています。

私どものこれまでの経験でもこの範囲の厚さにして特に問題になったことはありませんでした。

特にこだわりがないまたはどの厚さにしたらいいか迷うということであれば上記の参考に紙の厚さを決めるといいでしょう。

 

ちなみに110kgという重さで表すと分かりにくいので参考までに目安をご案内しますと一般によく使われるコピー用紙の紙の厚さは大体70kg程度です。

規格上70kgの次は90kg、そして110kg、135kgとなりますのでコピー用紙より二段階紙が厚いと思っていただければいいかと思います。

 

世の中のパンフレットのほとんどがこの厚さを中心に制作されていますのでページ数がそれほど多くないパンフレットを探してくればこの厚さになっていることが多いです。

私どもにお問合せいただければ紙の見本をお送りすることもできます。

 

■ページ数の多いパンフレットはどうすればいいかのか?

さてページ数の多いパンフレットはどうすればいいのでしょうか。

ページ数の多いパンレットの場合、紙を厚くしてしまうと必要以上に冊子が分厚くなってしまったり、開きにくくなってしまうこともあります。

 

こういった場合は表紙の部分だけ厚い紙を使って制作すれば大丈夫です。

この場合であれば表紙に紙を135kgまたは180kg程度にするといいでしょう。

中トジでなく無線トジの場合は表紙が冊子全体を包む様に製本しますので強度の兼ね合いから135kgが最低限欲しい厚さです。

 

180kgにする場合は背割れと言って折った部分の紙が割れることもあるので全体に濃い色を引くような白が目立つデザインをやめるか、筋押しやPP加工を施すといいでしょう。

 

様々な選択肢がありますのでパンフレットの仕様を決めるのは大変だと思います。

上記の目安を参考にしていただければ少し仕様を決めやすくすることができると思います。

 

私どものパンフレット制作.jpでは一番多く使われる仕様で料金表を作っていますので基本的には料金表の仕様で制作していただければまず間違いないと思います。

ご自分で紙の厚さをお決めになりたい時は私どもにご相談いただいても結構です。

経験豊富なスタッフが対応します。

 

お問合せお待ちしております。

 

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