中トジにできないページ数になってしまったら
最終更新日2024年7月5日
定期的にパンフレットを制作されているお客様よりあるご相談をいただきました。
今回の制作しようとしているパンフレットの台割(ページネーション)を検討していると46Pになってしまうというご相談です。
この46Pの何が問題かというと中トジ製本にできないことです。
中トジ製本は製本の都合上、4の倍数のページ数でなければいけません。
このお客様のパンフレットはずっと中トジで製本してきました。
解決方法ですが2つあります。
まず一つは無線トジにしてしまう。
そしてもうひとつは白ページやメモなどで2P分を埋めることで48Pにしてしまう。
以上の2つになります。
無線トジにする場合は46Pというページ数はやや少なく、ノリが回らずにページが落ちやすくなるのでできれば避けたいところです。
またこれまでマット110kgで作ってきましたが無線トジにするのであれば表紙マット135kg、本文マット110kg程度には最低したいところです。
これは冊子としての強度や少しでも厚さを稼ぎたいという意図があるからです。
もう一つの2P分白ページやメモで埋めるというのは、実は珍しいことではなく割とこういうページ調整というのはよく行われています。
ですのでパンフレットとしておかしいということはありません。
この2つの案と上記の補足事項をお客様にご案内してどちらかをお選びいただいたところ、2P追加して48Pで中トジにすることに決まりました。
連続して制作しているパンフレットなので見た目や質感を変えたくなかったそうです。
中トジのパンフレットの制作をご検討されているお客様の参考にしていただければ幸いです。
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