東京薬科大学 学校案内 2013

東京薬科大学 学校案内 2013 page 80/108

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先端の施設と最新鋭の設備で薬学研究と生命科学研究をサポート79 Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences 情報教育・研究施設・設備中央分析センターRI共同実験室情報教育研究センターバイオセーフティ実験....

先端の施設と最新鋭の設備で薬学研究と生命科学研究をサポート79 Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences 情報教育・研究施設・設備中央分析センターRI共同実験室情報教育研究センターバイオセーフティ実験室 強い磁場に置かれた原子核は2つのエネルギー状態に分かれ、電磁波をあてると共鳴し、電磁波を吸収します。その時の振動数によって物質の分子構造を解明します。 放射線、放射能を測定するための測定装置が測定室に設置されています。写真の測定装置は、水素、炭素、硫黄、りんなどの放射性同位体(同位元素)を測定するための装置です。超伝導核磁気共鳴装置(600MHzNMR)液体シンチレーション計数装置 この装置は飛行時間型と呼ばれ、ごく微量の試料を水溶液に溶かしてイオンにします。試料分子の質量を飛行時間により精密に測ることができ、分子組成を正確に決めることができます。 超高感度を誇る画像解析装置です。服用した薬品の体内での動きを追い、どの臓器に作用しているか、また、その効き目や毒性はどうか、などの情報を得ることができます。質量分析装置バイオイメージングアナライザー 単結晶の物質にX線を照射することにより、結晶の原子配置の情報を得ることができます。この装置は、その立体構造を3Dグラフィックスで表示し、化合物の構造解析を容易にします。 放射性物質を取り扱う実験室をトレーサー室と呼んでいます。構造的には一般の実験室と変わりませんが、放射線の無用な被ばくを避けるためにアクリル樹脂製しゃへい板、鉛入りエプロンなどが置かれています。単結晶X 線構造解析装置トレーサー室助 教 佐久間 千勢子 助 手 深谷 晴彦准教授 堀江 正信教 授 土橋 朗  助 教 宮川 毅 准教授 小杉 義幸 助 手 倉田 香織先端の大型測定機器が設置されており、精密分析に必要な環境を備えた研究サポート施設です。熟練したスタッフにより精密測定と解析が行われ、薬学研究と生命科学研究を強力にサポートしています。基礎研究および医薬品開発において、R(I ラジオアイソトープ・放射性同位元素)の利用は欠かせないものになっています。本学では、放射線防護に必要な各種機器と最新の放射線装置をRI共同実験室に集約して、専任のスタッフが管理・運営を行いながら、教育・研究をサポートしています。バイオセーフティ実験室は、微生物を外に出さない特殊な構造を持ち、他の薬学部および生命科学部にはない高度な施設です。目に見えない微生物には病気を起こすものがいます。病原性のある微生物を扱うには、実験室から出さない、研究者に感染させないことが必要です。バイオセーフティ実験室を持つ本学では、実験の安全性を確認した後、訓練を受けた実験者が他の薬学部では扱えない病原微生物、遺伝子組み換え体や感染動物などを用いた生物研究を行っています。