東京薬科大学 学校案内 2013

東京薬科大学 学校案内 2013 page 56/108

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生命科学部分子生命科学科55 Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences生命(いのち)をささえる仕組みを学ぶ ヒトを含め、すべての生物、すべての細胞はいろいろな分子でできています。細胞の中でそれぞれ....

生命科学部分子生命科学科55 Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences生命(いのち)をささえる仕組みを学ぶ ヒトを含め、すべての生物、すべての細胞はいろいろな分子でできています。細胞の中でそれぞれの分子はどのように働いているのでしょうか。例えば、有機高分子である酵素が化学反応を行って有機低分子を代謝することでエネルギーを取り出しています。無機イオンは細胞内の浸透圧を維持する他に、酵素の成分として、あるいは細胞内で情報を伝える物質として機能しています。分子と分子の物理的な相互作用によって細胞内のいろいろな構造が形成され、細胞間のコミュニケーションが生まれ、さらに脳のような高次の機能が実現されます。こうした仕組みには、私たちの知らないことがたくさんあります。知らなかったことを知る、見えなかったものを見る、測れなかったものを測る、新しいものを創る…科学の先端が切り開いた地平に新しい技術が生まれます。分子生命科学科は科学の先端を目指し、生命の謎にチャレンジしています。理学と薬学にまたがる研究領域研究者、「できる」社会人を育成幅広い選択科目自由に興味を伸ばす3年次化学と分子生物学を中心に基礎を固める1・2年次最先端の研究、学んだ知識で問題解決能力を高める4年次基礎科学を大切にし、分子生物学や化学、物理学、数学を使ったアプローチにより、感覚や行動、細胞の仕組み、遺伝子やタンパク質の機能の解明から、薬分子のデザイン・探索・化学合成まで、多彩な研究を行っています。興味に合わせて応用生命科学領域も医科学領域も自由に学ぶことができます。興味を深め、専門知識を身につけ、プロの研究者や技術者、教育者…様々な分野で活躍する人となるための礎を築いて4年次での卒業研究に進みます。医療や食品、環境など、社会のいろいろな所で生命科学の知識や技術が必要とされています。基礎科学の中でも特に"生きた分子の科学"の代表である化学や分子生物学に力を入れ、科学の基本を身につけます。学術分野や企業で活躍するためには、知識を知恵として活用する能力が必要です。その力を、シナリオのないオリジナルな卒業研究で伸ばします。興味に合った最先端研究を通して、プロの研究者になるべく大学院へ、実社会へと羽ばたきます。特 徴KEY WORD脳科学分子?細胞の機能医薬品開発分子計算