東京薬科大学 学校案内 2013

東京薬科大学 学校案内 2013 page 52/108

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生命科学部学生の研究意欲を高める教育・研究体制特色生命科学部 生命科学部での学習は、まず「生物学」「有機化学」「無機化学」「数学」「生命物理学」をはじめとする必修科目で基礎をしっかりと養うことから始ま....

生命科学部学生の研究意欲を高める教育・研究体制特色生命科学部 生命科学部での学習は、まず「生物学」「有機化学」「無機化学」「数学」「生命物理学」をはじめとする必修科目で基礎をしっかりと養うことから始まります。低学年次に生命科学の根幹をなす科目を広範囲にわたって学ぶことは、2年次後半以降に専門科目に取り組むための大事なステップとなります。また、3年次からはそれぞれの専門分野を深めていきますが、自分が関心のある科目については、学科の垣根を飛び越えて履修することも可能です。生命科学部では、単に生命科学に関する知識を修得するだけではなく、その知識を得るためのプロセス(研究方法、実験方法)を理解することが大切です。1・2年次では基礎生命科学実習を通して生命科学の研究に不可欠な生物・化学・物理実験の基本的な技術を身につけ、3年次からはより高度で専門的な実験技術を学んでいきます。こうした実習教育は生命現象の不思議さや面白さに触れる格好の機会となり、探究心や研究心が自然に育まれます。 さらに本学部では国際的な舞台で通用する力をつけるため、英語と研究活動に不可欠なコンピュータ教育に力を入れています。英語は1年次より会話力を高め、希望者を対象とした海外特別研修も行っています。また、コンピュータ教育では科学者から広く支持されるMacintoshのパソコンを利用して、ハードウェアやOSの基本的な扱い方から指導し、コンピュータに強い生命科学のエキスパートを育成しています。 そして、これらの教育のまとめとして、4年次には研究室の教員による個別指導のもと、設定したテーマに沿って調査・研究を繰り返しながら、その成果を卒業論文としてまとめます。 132年の歴史を誇る東京薬科大学は,最も伝統ある私立薬学教育機関です。また、特に研究に力を注いできた大学として広く知られています。薬学研究において日本のトップレベルを走ってきた東京薬科大学に、日本で初めての生命科学部が19年前に誕生しました。後から作られた他大学の生命科学系学部や学科は主に理工学部や農学部を母体としていますが、本学部は薬科大学の生命科学部として医学、薬学に強いという特徴を持っています。教員も医学部出身者7名、薬学部出身者9名が在籍し、理工農学系出身の教員とともに基礎から応用までの教育と研究を推進しています。 さらに2013年度からの3学科制導入にあたり、従来の理工学系、環境系の講義に加え医学系、薬学系の講義が増設されました。医学系の講義は感染医科学、腫瘍医科学、発生再生医学、医療計測学、ゲノム医科学、生命医科学特講ほか、薬学系は創薬概論、天然医薬品化学、医薬品合成化学、薬理学概論、神経薬理学など、どの学科に所属しても医学系薬学系の講義を選択することができ、医療に関する事柄を広く深く学ぶことができます。薬科大学の生命科学部 ~医学・薬学系に強い~ 基礎から応用へスムーズに発展する学習プロセス12特特色色武田 健生 さん静岡県立静岡東高等学校出身 高3の頃、生命科学に興味を持ち始め、教授の方々や研究内容が充実していたことから東京薬科大学を志望しました。 授業でとくに興味を引かれたのは有機化学です。大学で学ぶ内容は高校と違って奥が深く、内容も濃いものです。今まで何気なく使っていた反応式などへの理解が深まり、さらに踏み込んで勉強してみたいと思いました。 また、部活動を通じてよりよい人間関係を築けるのも大学生活の醍醐味です。勉強と部活動に真剣に取り組んでいることで、大学生活がとても充実したものになっていると感じています。深く濃い授業のおかげでさらに踏み込んで勉強したくなった生命科学部1 年(現在2年)51 Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences