東京薬科大学 学校案内 2013 page 43/108
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薬 学 部S c h o o l o f P h a r m a c y卒業生の声今の自分を根底から支えてくれているのは東薬での経験薬学に関するさまざまなエッセンスが散りばめられた大学 製薬企業で医薬品開発を担当しています。入社後....
薬 学 部S c h o o l o f P h a r m a c y卒業生の声今の自分を根底から支えてくれているのは東薬での経験薬学に関するさまざまなエッセンスが散りばめられた大学 製薬企業で医薬品開発を担当しています。入社後3年間はモニターとして、臨床試験が適切に実施されているか確認するモニタリング業務を行っていました。現在は、QC(クオリティー・コントロール)担当として、臨床試験の品質管理に従事しています。 医薬品開発には、膨大な費用と時間、多くの人の協力が必要です。数年にわたって担当してきた薬剤の有効性が示され、申請できたときは、苦労をすべて忘れるくらい感動します。また、日々の業務で医師やスタッフの方との話を通して、治験薬を使った患者さんの喜びの声を聞けたときも、この仕事をしていてよかったと思える瞬間です。 今の私の根底にあるのは、東薬での「病院・薬局実習」「研究室での生活」「キャンパスライフ」です。病院・薬局実習での現場経験のおかげで、患者さんのための医薬品開発を意識するようになりました。研究室での生活から、研究手技や研究者としての思考方法、結果が出なくても諦めない不屈の精神を学びました。そして4年間の女子寮での共同生活の経験は、社会で多くの人と仕事するうえでの基礎になっていますし、一生涯の仲間とも出会えました。東薬時代に得たエネルギーが、今の生活に大いに生かされていると感じています。 私は現在、当薬局で薬剤師業務を行いながら、薬局のマネジメント業務、社内における若手薬剤師の教育、学会活動、論文の投稿などを行っています。実際に患者さんと接しながら、臨床現場における問題点を解決する方法を研究し、それを若手薬剤師に伝えていく――。そうした「臨床」「研究」「教育」の三本柱にバランスよく取り組んでいることにやりがいを感じています。今後も、薬物治療に不安を抱える患者さんを、臨床と研究の両方からサポートできるよう業務を遂行していきたいと考えています。 東薬は、薬剤師としての臨床に対する意識はもちろんのこと、研究に対する意識が非常に高い大学です。私も在学中から、研究の重要性や魅力について多くの先生方に指導していただき、問題解決に対するアプローチの仕方が自然と身につきました。それが今の自分にとって大きな武器となっています。 また、部活では漢方研究会に所属していました。そこで漢方の研究をしたり、研究成果を「全漢連」という年会で発表するなどの活動をしましたが、それが現在の薬剤師の仕事に大きな糧となっています。このように東薬は授業だけではなく、日々の学生生活においても、多くの薬学に関するエッセンスが散りばめられた大学であるといえるでしょう。1998年 3月 薬学部卒業2006年 3月 明治薬科大学大学院研究科臨床薬学修士課程 卒業2006年 12月 東京薬科大学 薬学研究科大学院研究生(薬物動態制御学教室)2011年 7月 東京薬科大学にて博士号(薬学)を取得2006年 3月 薬学部卒業2008年 3月 薬学専攻修士課程修了土井 信幸 さん東京都立南野高等学校出身中池 万里子 さん埼玉県立浦和第一女子高等学校出身株式会社 日本生科学研究所(日生薬局)武田薬品工業株式会社医薬開発本部日本開発センター医薬事業本部 本部長補佐臨床開発部 開発推進グループ医薬品開発薬局Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences 42