東京薬科大学 学校案内 2013 page 35/108
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薬 学 部S c h o o l o f P h a r m a c y卒論教室紹介薬の効かない細菌や新しい微生物による感染症が深刻な問題となっています。そこで、患者から分離された原因菌の薬の効き方や病原性をDNAレベルで解析していま....
薬 学 部S c h o o l o f P h a r m a c y卒論教室紹介薬の効かない細菌や新しい微生物による感染症が深刻な問題となっています。そこで、患者から分離された原因菌の薬の効き方や病原性をDNAレベルで解析しています。このような病原微生物の研究を通して、有効な薬を明らかにし、感染症の治療に貢献しています。細菌の病原性と薬剤耐性の研究教 授 野口 雅久助 教 中南 秀将病原微生物学教室感染症薬剤耐性菌抗菌薬医療薬学科院内感染で問題になっているメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)Keyword免疫は「病から身を守るために備わった機能」です。一方で、免疫バランスが狂うと感染症に罹ったり、アレルギー、自己免疫疾患になったりします。ヒトと共生関係にある微生物との相互作用を理解し、免疫機能を正常に働かせるための薬や食品を開発しています。免疫のしくみから、理想の免疫調節をめざす教 授 大野 尚仁准教授 安達 禎之講 師 三浦 典子助 教 石橋 健一免疫学教室免疫調節感染症アレルギー医療衛生薬学科生命に不可欠な酸素から有害な活性酸素が生成することがあります。当教室では、免疫応答の指令塔となる転写因子NF-κBが活性酸素により持続的に活性化し、癌を悪性化する可能性について研究しています。また、肝臓の再生機構についても研究しています。“両刃の剣”酸素と生体の関わりを探る准教授 早川 磨紀男講 師 安藤 堅助 教 藤野 智史衛生化学教室酸素ストレス癌肝細胞(左)細胞質で不活性状態にあるNF-κB、(右)活性化し医療衛生薬学科て核に移行したNF-κB「薬物の安全性と副作用メカニズム」を総合テーマとして、1)がん細胞の抗がん剤耐性機構を明らかにする研究、2)生体内で発生する有害物質を無毒化する酵素、そして3)和漢薬の摂取によって有毒化合物を解毒する能力を増強する研究などを行っています。薬物の生体内代謝と安全性に関する研究教 授 平塚 明准教授 小倉 健一郎講 師 西山 貴仁助 教 大沼 友和薬物代謝安全性学教室薬毒物代謝代謝的活性化解毒機構耐性化したがん細胞をオワンクラゲ由来の緑色蛍光タ医療薬学科ンパク質で標識して選別しています(右)マクロファージ及びミクログリアという細胞の表面の、ヌクレオリンというタンパク質を研究しています。ヌクレオリンは、死んだ細胞、変質したタンパク質、アルツハイマー病の原因タンパク質等を認識し除去する機能を有しており、生体防御に関わっています。ペプチドや天然物を基盤に難治性疾患治療薬の創薬化学研究やケミカルバイオロジーの研究を行っています。当研究室で開発した抗がん剤(腫瘍血管障害剤)は4カ国で第Ⅱ相臨床試験中です。有機化学を基盤に遺伝病や感染症の治療薬開発研究も進めています。生体防御タンパク質「ヌクレオリン」の研究有機化学を基盤とする創薬化学研究教 授 別府 正敏講 師 平野 和也助 手 三木 雄一教 授 林 良雄助 教 薬師寺 文華助 教 山崎 有理助 教 高山 健太郎環境生体応答学教室薬品化学教室生体防御ヌクレオリンマクロファージ創薬化学 ペプチド化学ケミカルバイオロジー医療衛生薬学科医療衛生薬学科病原体毒素CAWSに対して,感受性(A)ならびに抵抗性(B)マウスの大動脈の炎症像KeywordKeywordKeywordKeywordKeywordTokyo University of Pharmacy and Life Sciences 34